ご卒業された方々が残してくださった言葉 2

○私の禁酒

 【私がお酒を飲まずにいるのは】 いろいろな理由から我が家は私と息子の二人がアルコール依存になっていました。夫亡きあとは、娘一人の肩に22年間営業してきたお店の借金の後始末がのしかかりました。私が退院すると同時に引っ越し、そのために娘は勤めから帰っては家の片づけ、ヘトヘトに疲れ切っていたでしょう。ある日、入院中の私のもとに泣きながらやって来ました、裁判所に二人のアルコール依存証明書を代表して持って行く日でしたが、前もって頼んであった書類が出来ていなかったとの事。そんな所へ書類が出来上がったと電話が入り、娘はすっ飛んで霞ヶ関へと向かいました。二度と娘を泣かせてはいけないと切実に感じました。また今度入院したら自由に歩けなくなる事にも強い不安を抱いていました。

 ○私の近況

 50代になってから体が不調を訴える事が多くなりました。還暦を過ぎた最近は五つの医療機関にお世話になっています。一般的に歳と共に医療機関に通院する機会が増えますが、まさか自分が複数の医者に世話になるとは思いませんでした。 通院している医療機関は、①眼科:加齢黄斑変性、網膜に変質が生じ直線が波打って見えたり、視野の一部が黒く見えてしまいます。50代以降の失明原因の第一位がこの病気です。5年前に手術しましたが、症状が進行している為1月下旬に再手術を受けました。②精神科:アルコール性うつ、病状は回復しつつあります。抗酒剤も不要になりました。③神経内科:両手のしびれと震え。④歯科:若い頃に入れた差し歯が抜け始めてしまいました。歯がもろく根っこも細い為、治療が難しくなっています。⑤皮膚科:昨年12月に、全身に発疹が出てしまいました。近所の皮膚科では治療が出来ず、荻窪病院を紹介されました。診断の結果、高血圧薬が原因の薬疹の可能性が高いそうです。現在、背中の皮膚を検体として切除し精密検査を行っています。幾つもの病気を抱えていますが治せるものは早く治し、治せないものは病気との付き合い方を考えて行きたいと思います。


いっしょに生きよう ゆっくり生きよう 

沢山の皆さんが、それぞれの回復を目指してご卒業された行かれました。

一人悩む日々をやめて、いっしょに生きていきませんか?

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アルコール依存症回復施設 就労継続支援B型事業所 マムのテーマ  『ゆっくり生きよう いっしょに生きよう』 アルコール依存症からの回復は、人間関係の回復です。 もう一人で頑張るのはやめにしませんか? リビングハウスマム ホームページ https://www.livinghouse-mam.jp/