卒業生の残してくれた言葉
○私の断酒(T、Tさん)
鬱で自殺未遂を繰り返し酒に逃げた生活に終止符を打つ為に井之頭病院に入院しました。 病院に入院、まして精神病院に入院するなんて初めての経験で家族に申し訳ない気持ち でいっぱいでした。 退院後は、手に職のない自分にはアルバイトさえ採用してくれるところはなく 再就職に焦り、気が付くと二年が無駄に過ぎていました。 主治医の勧めでマムに来て一年半。ハローワークの勧めもあり生活保護にも繋がりました。大勢の人にお世話になってここまで辿りつきました。 マムではゆっくりと時間が流れています。自殺念慮も収まってきました。飲まない仲間と一緒に断酒を続けていきたいと思います。 これから就職に向けてステップアップしていきたいと思っている今日この頃です。
○私の断酒(H.Kさん)
初めてお酒を飲んだのが18歳の時の大晦日の日でした。友人と二人でウイスキーのボトル2本空けました。次の日すごい二日酔いで、お酒はあまりいいものではないと思いました。でも、もともとお酒が好きだったんでしょうね、あれから27年、アルコール依存症として診断を受けています。アルコールを止めて8年、これと言って飲まない工夫をしている訳ではありません。精神病院に入院したのをきっかけで止めたんですけど、だんだんとアルコールが頭から遠ざかって行きました。今はマムに通い自立に向け頑張っている所です。今思えば、最初はストレス解消とそれと人との関係をスムーズに行くようにする為にお酒を飲んでいたと思います。でもお酒がきっかけで仕事がうまくいかなくなり、それで又お酒を飲む。だんだんお酒なしに生活出来なくなって、借金もし自殺未遂もしました。もしお酒を飲みたくなったらお酒での失敗を思い出して、自分にはお酒は毒なんだと言い聞かせたいと思います。これからも断酒を続けて社会復帰したいと思います。
リビングハウスマムは、今年で32周年。
沢山の利用者様が通われて、卒業されて行かれました。
だから残してくれた大切な言葉や作品が沢山あります。
振り返って、またこれから先のリビングハウスマムにつなげよう。
そう思う、今日この頃。